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M One News 21-06           2021/07/06 眼底検査

 先日、人間ドックで要精密検査とされた眼底検査に行ってきた。
 
 人間ドックではフラッシュを焚いて撮影するのだけれど、一瞬のこと。
 今度はくまなく調べるということで、瞳孔を開く目薬を点けた後、検査することになった。
 
 ご存じのとおり、瞳孔は目に入る光の量を調整している。
 フラッシュ撮影は、瞳孔による光量調整の前に写真を撮ってしまおうという、一種のだましだ。
 くまなく検査するためには、当然ながら、じっくり見なければいけないわけで、この手が使えない。
 そこで、瞳孔の開閉を調整する筋肉を麻痺させ、じっくり検査するというワケ。
 

 
 瞳孔を開く目薬をさし、待つこと30分。
 検査自体は数分で終了。
 結果を女医さんが丁寧に説明してくれる。
 無事、問題なし。
 
 ほっとして帰路についたのだが、光量が多いせいで、屋外に出ると、まぶしくてたまらない。
 

 ほとんど目を開けられず、目を細めている状態で歩いているので、通りすがった人は、何をやっているんだろうと、きっといぶかったに違いない。
 
 徐々に慣れてきたら、あることに気づいた。
 世界が明るいのだ。
 ふだんと違って見える。
 全ての色が鮮やかに見えるのだ。
 
 例えば、「白」。
 横断歩道やガードレールの白色が青レーザーで縁取られていて、まるで絵の具で着色したかのよう。
 きれいだ。
 
 

 紫陽花のブルーも、見たことのないくらい鮮やかで、思わず感動するほど。
 
 見渡せば見渡すほどに、世界が新しくなったようだ。
 
 コロナ禍で閉塞感に包まれる中、ひさびさの新しい体験だった。
 
 検査の結果とあいまって、うれしくなって足取りも軽くなる。
 相変わらず目を細めたままだから、スキップまではできないけれど。
 

 
 ふと見ると、そこに水たまりが。
 童心に返って、靴が濡れるのも何のその、ゴジラのようにバシャバシャ。
 ガォー。
 何と楽しいんだ。
 
 

 そこに女の人が通りかかる。
 その人の足どりが早まったのは言うまでもない。
 
 

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