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M One News 24-01             2024/02/08確定申告では、退職所得申告漏れに留意

 会計検査院は、2023年11月公表の2022年度決算検査報告において、退職者が所得税の確定申告を行った際、退職所得の申告が漏れていたために、基礎控除の計算誤りが多数あったことを明らかにしました。

 具体的には、2020年分・2021年分の退職所得の源泉徴収票から、500万円以上の退職金支給を受けていた人で確定申告を行った32,843人を抽出して検査したところ、72%にあたる23,750人もの人が基礎控除額の計算を誤っていたそうです。

 

 

 退職金は多額にのぼりがちなため、合計所得金額も必然と多額になり、2,400万円以上になると、基礎控除の金額が変わってきてしまいます。

 https://www.cpa-murata.com/monenews18-07#ttl-1807

 

 かつては、退職所得を申告しなくても税額は変わらなかったため、あえて申告する人はほとんどいなかったのですが、基礎控除改正後はそうではないですよ、というわけ。

 

 

 会計検査院の指摘を受け、早速、具体的な事務処理手続きを定め、全国の税務署に2023年8月に周知し、チェック体制の強化を図っています。

 納税者としては、確定申告時に気をつけたいところですね。

 

 

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