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M1村田宏彰公認会計士事務所

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M1村田宏彰公認会計士事務所は
TKC
全国会会員です

TKC全国会
TKC全国会は、租税正義の実現をめざし関与先企業の永続的繁栄に奉仕するわが国最大級の職業会計人集団です。

【所属】

日本公認会計士協会

東京税理士会

私たちはこんな人を求めています

求める求人像

>御社ではどのような人を求めているのか、教えてください。
 

     

(1)上昇志向がある人
 
まずは、上昇志向がある人。
 
私自身、好奇心旺盛で上昇志向が強いので、同じ価値観の人がいい。
生活の糧を得るために仕事するのではなく、やりがいや充実感などに働く目的を求めるということですね。
 
1日のうち、8時間を仕事、8時間をプライベート、8時間を睡眠と考えると、起きている時間の半分が仕事時間になりますよね?
人生の半分を費やすなら、無為に過ごすのはもったいないと思いませんか?
 
どうせなら、やりがいや充実感、さらには成長実感を得たい。
 
「上昇志向」と言うと、ハードルが高そうな印象を受けるかもしれませんが、「より良くしたい」意識さえあれば十分。
その程度なら、多かれ少なかれ誰でも持っていますよね。
 
「今の状況を何とかしたい」と思うなら、なおベター。
 
ゆるくてよい、食べていければ良い、というのもひとつの考え方ですが、AI(人工知能)に駆逐されるリスクが高まる。

AIを積極的に使い倒すくらいの意気込みが無いと、人間の誇りは保てませんよ?
 
 
また、自らを成長させる観点から、研修もサポートしています。
 
就活者からの視点の1つに「研修制度」があると思いますが、「御社は研修制度は充実していますか?」という質問は、どうしても違和感をぬぐえません。
 
だって、研修は自ら行うものでしょう?
昔みたいに「目で盗め」とは言いませんが、自分が学びたくて行う研修を会社がサポートする、これが本来の姿と思うのですね。
 
ですから、外部研修はできるだけ自分で探してきていただきたい。
もちろん、業務にかかわる外部研修はありますよ。それ以外で、ということですね。
 
 
内部研修は、全員で週1回1時間行う研修のほか、本を月1冊読むこと。
本を読んだ後は、どういう点が参考になったのか、どういう点がオススメかを、全員に報告してもらうようにしています。
 
資格勉強中の人は、既に研修中と同じなので、研修を最低限に押さえたうえで、最長2週間の試験前休暇も取れますので、安心してOK!
 
 
こう見てくると、向上心が求められるのはお分かりかと思います。 
 
 

 2)好奇心が旺盛な人
 

もう1つ求めたいのは、好奇心ですね。
 
 
当社の特徴として、生産性アップのためには投資を惜しまない点があります。
 
PCはスペックが高いものを使用していますし、PCモニターは全員デュアル・モニター。机もサイドデスクを足しています。
 
会計・税務の仕事なら、書類を広げて並べて見ることができるようにしないと、生産性アップを図れないですからね。
因みに、私は(携帯用を除いてオフィスだけで)PC 2台、モニター4つです。
 
日本のホワイトカラーの生産性は、先進国で最低レベルと言われますが、それなりの投資をしないと、生産性が上がるわけがありません。
 
研修を充実させた後は、本人の能力をフルに発揮させるようにするために、経営者が仕事環境を整えるのは当然のことでしょう。
 
よく、職場の写真で狭い机が紹介されていたりしますが、その写真を見るたびに、トップは部下に「売上を上げろ」と檄を飛ばしておきながら、実は利益を上げるつもりはないのではないか、と思わざるを得ません。
 
 
当事務所ではさらに、クラウドも積極的に活用しています。
 
データバックアップはすべてクラウドですし、iPadも1人1台支給。
ミーティング資料も研修資料もiPad配信するので、所内ミーティングも所内研修もペーパーレスです。
 
RPAなど他にもITツールを多数利用することで、自然にITリテラシーが上がっていくようにしています。
 
 
このように、生産性アップのツールをできるだけ活用していますが、導入するにも、定着させるにも、「まずはやってみる」という本人の姿勢があってこそです。
 
参考になる本などを用意してあるので、いいところをどんどん取り込んでいく、そんな発想が必要です。
 
 
そういう意味で、「好奇心が旺盛な人」を挙げさせていただきました。
 
 

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どんな会計事務所で働けばいい?

>士業の場合、どういう事務所を選べばいいかの基準が、一般企業とは異なると思います。
>どういう基準で選べばいいのか、考えをお聞かせください。
 
 
(1)仕事の基本を叩き込んでくれる会計事務所であるべき
 
ビルを建てるとき、必ず基礎工事は行いますよね?
そのビルが高いほど、基礎工事はしっかり施工する必要があります。
 
仕事も同じ。
 
例えば、新人ならともかく中途採用であれば、ある程度できるものと、どうしても期待してしまいます。
 
ところが、メモの取り方・ホウレンソウの行い方などがまるでできていない人がいる。
メモは、話の要点を理解し、その要点だけをメモして、後で見返すようにできないと、メモの意味がありません。
 
報告でも、エレベーターに乗っているくらいの時間でポイントを効率的に伝えられるようでないと、報告になりません。
クライアントの社長は忙しいですからね。
 
 
また、法律や会計はそっちのけで、税務しかわからない人も困ります。
税理士を目指して税務だけ勉強してきた人はやむをえないかもしれませんが、実務では不足なのです。
 
なぜ税務だけではダメなのかと言うと、会社が求めているのは、税務ではなく、アドバイスであるからなんですね。
 
「法律では○○、会計では△△、税務では□□、したがって××すべきではないでしょうか」というアドバイスを、会社は求めているのです。
 
複数案提示し、A案だとリスクは○%、B案だとリスクは○%と言えれば、よりベター。
 
法律によって会計が決まり、会計に沿って税務が決まるから、往々にして、税務だけではなく、会計や法律まで調べる必要が出てきます。
 
もうこれだけで2歩も3歩も先んじた専門家になることができます。
 
 
さらに言えば、内部統制の概念も必要になってきます。
 
「内部統制」というと難しそうですが、要は、大企業とは異なって(人・物・金ともに)無い無いづくしの中小企業では、ポイントだけを押さえてアドバイスした方が喜ばれる、ということ。
 
ここはパスするがここだけはしっかり管理する、つまり、形式よりも効率的実務を優先する場合、本来の目的が何で、どこを端折れるか(重要性が低いか)がわかっていないと、とんでもないことになりかねません。
 
ですから先程の会社へのアドバイスは、「法律では○○、会計では△△、税務では□□、したがって本来はこうすべきだが、当社の現状では、××するのがベスト。そしてもう少し会社業績が伸びたら、××するのが良いでしょう」というようになるでしょう。
 
ここまで言えれば、クライアントに唯一無二の存在になりますね。
 
 
こういった考え方を実務で身につけられる会計事務所がいいでしょう。
将来、高いレベルの仕事をこなすには、それに応じた基礎が求められる。
 
どのような専門家を目指すのか、あなたの姿勢を問われるということです。
将来、あなたはエベレストに登りたいのですか、それとも高尾山に登りたいのですか?
 


(2)業務をいろいろ経験できる会計事務所
 
いまだ多数の会計事務所では、記帳代行がメインの業務になっていますが、会計事務所のサービスの本質は、本来、会計・税務という切り口からの提案にあるはず。
 
そのためには、法律・会計・税務・ITシステムを使いこなす業務の幅広さが求められます。
したがって、業務をいろいろ経験できる会計事務所がいい。
 
そういう意味では、規模が大きいほど業務の取り扱い幅が広がることになりますが、だからといって、一個人が業務をいろいろ経験できるとは限りませんよね?
 
なぜかと言うと、規模が大きくなるほど業務が細分化し、一個人としては、単なる歯車の一つとして業務に携わることになるからなんですね。
 
全体像が見えないまま、朝から晩まで単純作業に追われるほど、ストレスのたまるものはありません。
せいぜい数十人規模までにしておいた方が無難でしょう。
 
 
因みに、業務をいろいろ経験した方がいい理由は、当初は自分の適性がわからないからなんですよ。
どんな職業でも「1万時間は頑張るべき」とは昔からよく言われますが、スキルを一人前まで上げ、自分の適性がわかるには、このくらいの時間が必要という意味ですね。
年単位で言えば、3年くらいでしょうか。
 
 
実は、そのときの直属の上司が誰かによって、力の付き具合はかなり左右されます。
 
仕事に甘い上司のもとで3年過ごすのと、仕事に厳しい上司のもとで過ごすのとでは、社会人の基礎を作るうえで雲泥の差となります。
したがって最後は、誰のもとで働くか、にかかっていると言えます。
 
人間1人が直接コントロールできるのは、脳科学的に7~10人と言われますから、この人の下で働きたい、という人がもしいたら、そのチームに入るべきです。
 
規模が大きいと、そういう人事希望が通りにくいことも考えておく必要がある。
大きいところに入ればいいという考え方は安直すぎるということですね。
 
それよりは、どのような社会人になりたいのか、長期的に仕事にどう関わっていくのか、の展望の方が大事でしょう。
 
 

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社会人経験が浅い人へのメッセージ

>社会人になりたての人や、まだ1年程度の人に、メッセージがあったらお願いします。
 
 
社会人デビューしたときは誰しも、原石です。
何が適性かもわからないし、何が強みかなんて、まるでわからない。
 
「若いって、いいわねえ」と言われるけど、本人にあるのは将来への不安ばかり。
目標にしたい大人も、周りにはいない。。。
同情します(^^)。
 
 
「玉石混交」という言葉があります。
価値のあるものと無いものが入り混じっている状態をいいます。
 
どんな宝石も最初はただの石。
石を磨いて宝石にしていくのですが、社会人も同じ。
勉強や経験を1万時間積んで、ようやく花開き始める。
 
どんなに光り輝くダイヤモンドだって、磨かなければ光りません。
つまり、原石をダイヤモンドに変えるか、ただの石にしてしまうかは、本人にかかっているのです。
 
 
ですからまず、自分の将来を信じること。
そして、そこで全力を尽くすこと。
 
さらに言うなら、周りと比べないこと。昨日の自分と比べること。
良いと思ったら、習慣化して潜在意識に刷り込ませること。
 
私が社会人になってから受けたアドバイスの中で最も有用だったのは、「良い習慣を身に付けなさい」でした。
ぜひ皆さんも、良い習慣を身に付けてください。
 
応援しています。
 
 

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迫りくるAIにいかに対処すべきか

 >会計や税務は、AIで無くなる職業のトップに挙げられるようですが、本当に会計・税務の仕事は無くなるのでしょうか?
 
 
2013年の英オックスフォード准教授オズボーン氏発表の論文ですね。
 
もともと会計や税務は、ルールの世界です。
AIと親和性が高いのですよ。
 
だから、あたかも仕事が置き換えられて無くなってしまうように言われるのですが、ビジネスのメイン分野ですので、無くなるわけがありません。
 
もちろん、起票代行など、単なる事務作業は無くなるのは確実です。
 
産業革命時、ガス灯に火をともす仕事や、馬にやるまぐさを売る仕事が無くなったのと同じことです。
ガス灯は電灯に、馬は鉄道や車に置き換わったのですからね。
 
 
一方、会計はビジネスの根幹をなします。
そして、税務は会計をベースに計算されます。
 
 

会計の大原則である複式簿記は人間が生んだ最高の発明だと、ドイツの文豪ゲーテは言いました。
  
現在の資本市場は、会計数字を基にしたディスクロージャー(開示)で成り立っており、欧米のビジネススクールのMBAでは、主要科目のひとつに挙げられています。
 
  

「これより天下のことを知る時は、会計 もっとも大事なり」(坂本 龍馬)
 
新しい国をつくるとき、坂本龍馬は土佐藩の重臣、後藤象二郎に手紙を書きました。
財政担当には、会計に精通している福井藩士、三岡八郎(由利公正、後の東京府知事)を採用すべし、と。
 
自由人で時代の風雲児と呼ばれた坂本龍馬と「会計」は、一見、全くかけ離れたイメージですよね?
でも、海外との貿易を考え、日本で最初の商社「亀山社中」をつくったのは、坂本龍馬です。
思わず目を見張るほどの先見のビジネス・センスをもつ坂本龍馬が、前述のとおり言っているのです。
 
 
東西の偉人2人が言うように、Accountingがビジネスの根幹をなす以上、仕事が無くなることはありえません。
安心してください。
 
 
 
では、会計・税務の仕事に就いていればいいかというと、そうではありません。
 
「コミュニケーションも苦手だし、営業は外回りがイヤだから、内勤の事務を選ぶ」とか、「これさえ取っておけば食っていけるから、資格を取っておこう」とか、そう考える人は危ないですね。
その発想が、既にAIに駆逐される考え方になってしまっているからです。
 
つまり、逃げの姿勢ではAIには勝てないのです。
 
AIに勝つには、AIをどう使いこなして仕事しようかと考えられる気概を持つ人だけではないでしょうか。
 
そもそもAIに切り替えてもコスパが悪すぎる仕事はAIには代わりませんし(これはこれで悲しすぎますが)、仮にAIに仕事が置き換わっても、AIを管理したり実施したりするのは人間です。
人間の仕事が無くなることはありません。
 
新人であれば、いまは一生懸命勉強し、プロフェッショナルを目指すしかないでしょう?
原理原則を学び、縦横無尽に駆使できるようになれば、いろいろ対策や方法が見えてくるはず。
 
したがって、むやみに不安を煽るメディアに踊らされないこと。
自分の将来を信じて、目の前のことにベストを尽くすこと。
もし既に仕事をこなせるようになっているのなら、仕事の幅を広げるようにすることです。
資産税はもちろん、ITや心理学でしょうか。
 
いくつもの分野に精通すれば、どの会社に行ってもどの業界に行っても、無くてはならない人材になることができますよ。
 
 

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仕事

 >「好きなことを仕事にするのがいい」と聞きますが、「仕事にした瞬間、苦痛になる」とも聞きます。
>これって、営業マンが接待でお酒飲んでも楽しくないことに通じるものがあるような・・・。
 
>「仕事」って何なんでしょう?
 
 
そうですね(笑)。
 
何でも仕事になってしまうと、楽しくなくなることが多いですよね。
よくわかります(^^)。
 
でも、毎日お酒飲んでも楽しいときがあるのですよ。
 
それは、人間性に触れたり、コミュニケーションが楽しかったりする場合。
そのときは、お酒は単なる道具。
 
これって、結構奥深くて、仕事も同じじゃないかと思うことがあります。
仕事することが楽しいのではなく、仕事を通して何かを得ることが楽しい、ということです。
 
そのsomethingは人によって異なるようで、スタッフの1人は「仕事の山がどんどん片付いていくのが楽しい」と言いますし、5年ごとくらいに新天地に飛び込んでいく人は「ゼロから獲得していく過程が楽しい」と。
 
私の場合は、「問題点に対していろいろ対応することで、相手から信頼感を獲得していくこと」かな?
 
それがやりがいにつながっているのですね。
 
天職を求めてよく転職する人は、それがわかっていないのでしょう。
かわいそうな気もしますが、そんな『something great』は自分で見つけるしかないですものね。
 
まあ、『something great』はバイオテクノロジーの第一人者の村上和雄先生が違う意味で使っている言葉なのですが、文脈上、借用させていただきました。
村上先生、ごめんなさい(笑)。
 
落語などで笑うと、病気が治ってしまう話は聞いたことがあるでしょう?
村上先生曰く、遺伝子にスイッチが入って、自然治癒するのだと。
 
火事場の馬鹿力も同じですよね。
トマトも1本で2、30個しか実をつけないのが普通なのに、(バイオで変えるのではなく)育て方を変えるだけで1万個以上も実をつけるのだとか。
 
そのスイッチを入れるのが、科学では説明できない『something great』なのだそうです。
 
「科学では全く分からない」と言っているのが、怪しい宗教家ではなく(笑)、研究者の第一人者だけに、説得力あります。
 
私の場合は、ちょっと意味が違いますよね?(笑)

 
働くからには、生活のためではなく、プラスアルファが欲しいよね、という意味で、その何か=something greatを使ったのでした。
 
 
 
また、身をもって人を感化する方もいます。
クレンズ(M One News 13-08)
こちらの方が、仕事の考え方は参考になるかもしれません。
私にとっては永遠のメンターです。
 
 

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現状に行きづまったとき

 >仕事で壁にぶつかったり、現状にいきづまったときは、どうすればいいでしょう?
 
 
私にも、現状に疑問を感じた時があったことを思い出しました。
 
回答にならないかもしれませんが、少しは参考になるかもしれませんので、自分の経験をお話ししますね。
 
 
公認会計士は、試験に合格すると、監査法人という会社に入って実務経験を積むのですが、先輩たちがどうでもいいことに細かい人ばかり。
 
例えば、有価証券報告書(決算書のこと)を校正するのに、修正の付せんがびっしり、みたいな。
会社の概況を説明する文章で、誤字脱字は論外ですが、「下記の通り」→「下記のとおり」とか、「思われます」→「考えられます」とか、その人の好みを押し付ける傾向があり、うんざりした記憶があります。
 
学校の同期の話を聞くと、三井物産や電通などの会社には尊敬できる先輩が多くいて、自分はそれを目標にしている、エトセトラ。
 
どうしてこうも違うのか?
 
自分の会社にほとんどいないのはどうしてか、おかしいと思い、聞きまわってみると、できる人はほぼ、独立してしまっていたのですね。
 
ツテを頼って、独立している先輩に話を聞くと、全然レベルが違う!
要は、独立できない人間が会社に残っているのでした。
 
 
一方で、仕事は楽でしたよ。
 
1ヶ月何も仕事がなく、毎日昼2時間かけてゴルフ練習場に行っていたり(笑)、事務の女の子をみんなで誘って、お茶しに行っていたり。
 
いいのかなあと思いつつも、楽な方に流れてしまう毎日でした。
 
2年くらい経った時に、触発されるような出来事、カルチャーショックに近い出来事が立て続けにあり、やばい、このままでは自分が腐って行ってしまう、何とかしないと、と思ったのでした。
 
このまま流されると、内心で軽蔑している先輩のようになってしまう、自分の人生を棒に振ってしまっていいのだろうか。
でも、自分には何も誇れるものが無いではないか!
 
公認会計士という資格だけで、経験・見識・将来への展望等は何もなかったのですね。
 
 
まずはアンテナを張って、情報収集をしよう。
 
アンテナを張り始めると、自分の仕事にもさらに磨きがかかって、上司がビックリしていましたね。
 
「Good job!」を何回ももらいましたし、新たな視点からの指摘、責任感、あらゆる面で上達したようで(自分ではそれほど認識していなかったのですが)、上司は満足げでした。
 
自分としては、もっと先の目標「自分の将来をどうすべきか」があったので、別に何とも思わなかったのを覚えています。
まあ、年収を上げてもらったのは嬉しかったけど(^^)。
 
それまでは「村田君」と呼ぶ声に「新人」というニュアンスがありましたが、リスペクトの想いが込められるようになったと感じるのも、この頃です。
 
 
仕事をどんどん任され始めると、自分の将来に投資する時間が無くなってしまう、これでは取り込まれてしまう、早く結論を出さないと!
 
 
当時、2つの選択肢がありました。
1つは、海外駐在への道。
もう1つは、税理士として独立する道。
 
何件か、税務顧問を個人的に依頼されていたので、いろいろ経験・知識を応用してみると喜ばれました。
中小企業の社長にも、立派な人はたくさんいるのに気づき、迷った末、結局、後者を選んだのでした。
 
 
たぶん、他の人に無くて自分にあるのは、強い上昇志向だと思うのですね。
キャリアとか表面的なものではなく、意識とかマインドとかいったものですが。
 
私の事務所でも、現状満足するスタッフには注意しますし、安住するスタッフは辞めていきます。
 
スタッフの1人が言いました。
「先生は高いレベルを求める。仕事の完成度も、スピードも。
でも、一番求めるのは、これで良し、としないところだと。」
 
仕事するチームでは、リスペクトしあう関係が必須だと、常々考えています。
こいつはこういう欠点があるけれど、この点はすごい、尊敬に値する、という感じでしょうか。
 
だから、少数精鋭主義でやってきたわけですが、いろいろ負担もあるので、現在、事務所改革に取り組んでいるのです。
 
 
かなり脱線というか、止まらなくなってしまいましたが(爆)、現状に疑問を感じたときが私にもあったのですよ。
 
腐っていってしまうあの感覚はもうイヤです。
自分はこうできたはずなのに、という後悔に明け暮れる将来の日々を想像するだけで、ゾッとしたものでした。
「昔は良かったよなあ」と、将来に向けて努力しない人に限って言う言葉。。。
 
やらないで後悔するよりも、やりきったうえで後悔したい。
そう思って独立しました。
 
現在も、「悔いのないように」という視点で仕事しているのは変わりません。
 
 

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成功とは

 >失礼ながら、「おじさま」と呼ばれる世代からは、「成功」とは何なのでしょうか?
 
 
自分の感覚的には、「おじさん」「中年」とかが全く無いのですよ。
 
「20代後半と変わっていない」と言うと、図々しいと取られてしまうかもしれませんが、本音です(笑)。
 
変わったのは、将来への不安感が無くなったこと、(その結果として)自信が付いたこと、そして、ちょっぴりお金ができたこと、かな?
 
たぶん、あなたが10年近く前の20代前半くらいに比べて変わったと感じていることの10倍くらいの変化度かなあ。
 
まあ、現実に妥協せざるを得ないときもありましたが、自分のやり方でなくても関わった以上はベストを尽くそうと、そして、極力、最初の頃の燃え上がるような気持ちを維持しようと思って、やってきたのでした。
 
あなたが言う「成功」―――ご褒美が与えられたとしても、それは今まで頑張ってきた真摯な自分に与えられたものであり、それにあぐらをかくためでも、人を上から目線で見るためでもないのだと。
 
したがって、「成功」とは、結果ではなく、プロセスにこそある、と思っています。
 
 
30代のときに、考えさせられた映画。
ストレイト・ストーリー(M One News 00-35)
参考になれば幸いです。
 
 

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